さよなら父ちゃん

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さよなら父ちゃん35 最終章

昨日で葬儀は終わったけれど、もう少し書いておきたいことがあるので記しておく。父ちゃんの生い立ち父ちゃんは大正、昭和、平成と生き抜いた。温和で誰にでも優しく、そのゆるぎない優しさが逆にとても強い人だと、mojoには思えた。でも、その人生は外観...
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さよなら父ちゃん34 グッドバイ!

午前10時、葬儀に向かう。葬儀とは言っても、父ちゃんを送るのはmojoとパートナー、現在の牧師と父ちゃんが洗礼を受けた牧師夫婦だけ。それが父ちゃんの望みだった。約1時間半、キリスト教の教えにのっとった儀式がおこなわれた。mojoは初めてだっ...
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さよなら父ちゃん33 別れの日

午前2時半、父ちゃんが何か喋り始めたのでベッドサイドへ。「人生は面白いねえ。お父さんの人生はいい人生だったよ」重く言うでもなく、たんたんと語り始めた。「でも、悲しいけれど人生には限りがあるんでしょう?だったら、お父さんはそれを今、理解したよ...
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さよなら父ちゃん32 介護が楽になるということの意味

導尿カテーテルを入れたことで、夜中に起こされる回数が減り、mojoとパートナーは少し体力を回復することができた。しかし、よく考えてみれば、それは父ちゃんの体力がなくなってきたということなのだ。介護のキツさと患者の体力は反比例する。介護が楽に...
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さよなら父ちゃん31 三文芝居

8月が昨日で終わり。今日から9月。まるまる一ヶ月世間から埋没したような感じがする。これが介護というものなのかも知れない。昨夜午後11時ごろ飲んだ気分が落ち着き眠りやすくなるという薬がまだ効かないようで、父ちゃんはオシッコをしたいという。絶え...
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さよなら父ちゃん30 オシッコが出なくなった

午前0時過ぎ、1時間以上水を欲しがったり、お母さんの話をしたりしてなかなか寝てくれなかった父ちゃんだったが、やっと寝息をたててくれた。しかし、1時間ほどでトイレに起き、さらにその1時間後の午前2時にもオシッコ。その時には、夜中なのにサラダを...
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さよなら父ちゃん29 昼間はグッタリ夜中はハイ

午前0時から午後2時まで合計7回排尿にチャレンジするものの、そのうち2度はオシッコが出なかった。出ても量が極端に少ないので、腎機能が落ちているのかと心配になる。午後3時、訪問看護。看護師が明るく接してくれるが、父ちゃんはあまり元気がない。夕...
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さよなら父ちゃん28 残された時間

午前1時過ぎと3時過ぎにベッドで寝たまま、また電動で座位にして排尿にチャレンジするもオシッコ出ず。あきらめて寝る。朝方になって果物が食べたいと言うので食べさせてみるが、結局食べられず。それならばとブドウをつぶしてジュースを作ってみるものの、...
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さよなら父ちゃん27 一瞬意識が飛ぶ

午前1時前と2時ごろ排尿を済ませ、いつも通りの夜かと思いきや、3時半に嘔吐。しかし、その後持ち直して楽しくおしゃべり……してたかと思うと再び戻す。なかなか体調が安定しない。午前4時半には起きてオシッコをしようとしたのだが、身を起こしているの...
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さよなら父ちゃん26 できなくなること

午前3時、便をしたいと言うのでトイレの準備。ポータブルトイレに移すためにまずはベッド上で体を起こしてから、ベッドの端に座わってもらうのだが、その段階でどうも体調がすぐれないらしく「横になりたい」と父ちゃん。結局トイレは中止することにした。点...
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