村上春樹の小説に町が怒った?

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昨日の雪が降った時よりも、今日のほうが寒いんじゃないの? なんて思った昼下がり、こんなニュースを目にした。

<村上春樹氏>小説に「屈辱的表現」 町議ら文春に質問状へ (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

小説の主人公がタバコのポイ捨てに対して「たぶん中頓別町ではみんなが普通にやっていることなのだろう」と言っていることに対して、北海道中頓別の町議が出版社に対して質問状を送ったとのこと。

この小説を読んでないので浅くなってしまうけれど、まず前提としてこれは村上春樹の発言ではなくて、小説の主人公のセリフだということ。

まあ、「ポイ捨てが普通」なんて書かれると、自分の愛する町がけなされているように感じることもあるだろうけど、それと表現の場である小説とは別のことだってことは頭に入れておかなければならない。しかし、

町ではたばこのポイ捨てが「普通のこと」と表現したのは事実に反するとして、同町議らが文芸春秋に真意を尋ねる質問状を近く送ることを決めた。町議は「町にとって屈辱的な内容。見過ごせない」と話している。

回答が得られなければ町議会に何らかの決議案を提出したい

などと言っており、なんとなく物騒な気配も感じるが、逆に町はこれを利用して「どうですか、一度来てポイ捨ての町なのかどうか確かめてみませんか?」と観光客をたくさん呼ぶ作戦に出たほうがいいんじゃないのか、などと思ったりする。

そういえば、かつて同じ北海道で吉田拓郎の「襟裳岬」という曲が、「襟裳の春は何もない春です」という歌詞により問題視されたことがあった。しかし歌った森進一は結局町から知名度アップに貢献したということで表彰されていたような記憶がある。

さて、この問題、収まるところに収まるのか。それとも近頃の流れに乗って、炎が大きくなっていくのか、目の端っこでチラ見していこう。

↓ちなみに載ったのはこの本

文藝春秋 2013年12月号
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コメント

  1. kohatchan より:

    ”重箱の隅を突き隊”人たちが多いね。

    作家以上に無責任でいられますから…。

  2. mojo より:

    △kohatchanさん
    そうですね。近ごろはどうもいろんなところがキュウクツでいけません。

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