夜眠れず、昼に眠くなるという悪循環が続いている。手術をすると横になっている時間がながくなるため、こうなってしまうのはしかたがないけれど、夜中に眠れないのは苦しいので、なんとかできればいいなぁと思う。
朝ごはんを食べてから、午前10時ごろレントゲン検査。レントゲン室までは車イスで連れていってもらったが、その帰りデイルームから病室までリハビリがてら歩いてみる。
昨日は酸素濃度が93まで下がったが、今日は100から98ぐらいと、なかなかの好成績。息苦しさも少なかった。
その後はベッドで体拭き。まだシャワーを浴びることができないため、温かいぬれタオルで体を拭くのだ。10年前にやった最初の手術から経験しているので、もう手慣れたものだ。
5枚ほどのタオルを使って、上半身から下半身まで器用に拭いていく、足の先や背中は痛くて拭くことができないので、看護師に手伝ってもらう。
お風呂に入るのと比べたら段違いだけど、それでも今の状況ではこれだけでも気持ちがいい。下着やパジャマも新しいものに着替えてスッキリ。
午後、点滴のルートが衛生上換えなければいけない時期(5日ぐらいが限度)になったので、先生がきてルート換え。なかなか血管が出なくて入れるのに苦労した。こういう時はけっこう痛い。
リハビリで200m歩いたのをはさんで、左胸から出ていたドレンを抜いた。お腹に入れたドレンを抜くよりも、かなり痛い。
痛みといえば、今回は10年前にも体験したように、左脇を大きく切って神経も切っているので壮絶に痛いんだけど、他の箇所にも変な痛みが出ている。
たとえば左脇を切っているのに、右の鎖骨のあたりが時々ものすごく痛くなる。それが不思議な痛みで、突然痛くなったかと思ったら、10秒ぐらいでスーっと消えて行くのだ。
この痛みは左の腹部に現れたり、右の脇に現れたりするのだが、右の鎖骨にもっともひんぱんに現れ、痛みも強い。
不思議になって先生に聞いてみると、左の脇腹の神経を切っているので、あちこちに痛みが現れることがよくあるとのこと。また、この痛みは日が経つにつれ弱くなっていくはずだから、あまり気にしなくていいと言う。
それを聞いて手術箇所以外の痛みについては安心したが、覚悟はしていたもののさすがに今回の手術は痛いなぁ。体をちょっと動かそうとしても、あるいは咳をしただけでも、つい声が出てしまうほど。
いつまで続くのか、この痛み。
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