入院49日目 順調に見えた退院

やはり起床時間の6時までは寝ていられなくて、4時半ぐらいから目覚めてしまった。

少し興奮しているのかも。それが証拠に、まだみんな寝てるというのに、机の中など少しずつ整理をはじめてしまった。

朝食を食べ、病棟担当のY先生、外科のN先生とそれぞれ今後について話す。ワーファリンを飲んでいるので、しばらくは血圧に気をつけるようにと言われた。

午前10時過ぎに栄養士がやってきて、栄養指導。接種すべき栄養のこと、塩分のことなど、ていねいに教えてくれる。たいていは10年前から気をつけていることで、知識としても知っていることが多かったが、改めて気を引き締める。

次に薬剤師が来て退院後の薬を出してくれ、事務から会計が完了したという知らせがくるころには迎えの者もやってきて、荷物をつめるのを手伝ってくれた。

3ヵ月入院していた10年前ほどではないが、2ヶ月近くいたためそこそこの荷物があり、キャリーバッグとリュックサックほか数個の荷物になった。

久しぶりのTシャツに袖を通し、ジーンズをはく。スリッパを脱ぎ捨てスニーカーに足を入れると、なんだか違和感。パジャマでいることが日常になってしまったから、妙な感じがする。

あいさつのためナースステーションに立ち寄ると、私服姿のmojoを見て看護師たちもニコニコしている。

「まだ手術しなきゃいけないところが残ってるからまたよろしくね〜」

と手を振りながらさよならをする。エレベーターに乗って1Fへ。

退院の事務手続きをしつつ、次回の外来予約をとる。次にやってくるのは1週間後。外科の外来だ。傷のチェックと血液検査がおもな目的。内科のほうは1ヶ月ほど経ってから。また3ヶ月後には造影剤を使ったCTを撮って、次の手術をどうするか考える予定。

自動精算機を使って入院費を支払い、いよいよ外へ。自動ドアをくぐると、モワァ〜とした暑さが体を包んだ。

「暑いね」
と連れに言うと、

「えー、先週に比べたら天国よ」
と言われた。そうか、今年は猛暑だの酷暑だの言われてたからね。

バスと電車を乗り継ぎ、吉祥寺に立ち寄る。前から気に入っていたテイクアウトの寿司屋さんで、あれこれ豪勢に注文。それを持ってさらに電車に乗り家に帰る。

帰宅したのはお昼ごろ。久しぶりの人ごみに少し疲れたけど、でも退院できたんだという思いが疲れを癒してくれる。

夜、早めの風呂に入りながら、体を洗っていると、その思いがじわじわと大きくなってきた。

次の手術のとき、また病気に立ち向かうための気持ちをつくっていくのは大変だけど、今日はいったん退院を喜ぼう。思い切り。

【終わったと思った入院生活が再びはじまる!!】
この時点では次の入院日記は2014年の春以降を予定していた。しかし、それは突然始まることになってしまった。

想定外、意表、急展開……入院日記3 近日スタート!

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