AM5時半起床。体重はまだ減っていてマイナス450g。
外を見ると、昨日までと違って秋の空になっていた。もう、夏も終わりかけているんだなぁ。
朝食を食べ、血液検査、レントゲンといつもの検査をこなす。前のベッドでは今日退院するNさんが、帰るための準備をしている。
そして10時半、外で会おうと約束をしてNさんは退院していった。
お昼ごはんを食べ、午後1時半からはリハビリ。自転車こぎも時間が伸びて30分やるようになった。
多少はぁはぁするけど、なんとか最後までこぐことができるからたいしたものだ。
3時半には現在の様子を確かめるためのCT検査。その検査から戻ると、入院以来ずっとつけていた心電図のモニターをはずしてもいいという許可がおりていた。
そんなに重たいものでもないけれど、パッチみたいなものを3箇所貼っているのでそこが痒くなるし、体によけいなものがついていないのはスッキリしていいものだ。
夕方、N先生がやってきて、退院を告げられた。病院としては明日退院というスケジュールで進めていたらしいが、明日だと迎えの者が来られないため明後日にしてもらった。
ふぅーっ、やっと退院だぁ。
少し前から、「そろそろ」と言われていたので特別高揚することもないけれど、それでもうれしい。まだ、追加の手術が残っているので、それが気になるところではあるけれど。
夜、外来の主治医であるT先生がやってきて、そのあたりのことを説明してくれた。
まず、現在の様子。心嚢水(しんのうすい)は少し残っているが、ほぼ消失し、胸水についてもなくなっている。
そして最初のカテーテル検査で閉じてしまった左内胸動脈が、少しだけ血流を取り戻しているという。CT画像を見ても、微量ながら血液が通っているのがわかる。1日ぐらい経過してから再開通することはあると聞いたけど、こんなこともあるんだなぁ。
また今後のことについて、本当は最初にやるつもりだった下行動脈の人工血管置換手術は、今回の傷が落ち着いてから、半年後ぐらいを考えてるという。すると、来年の2月か3月ぐらいか。
いずれにしても、退院して3ヶ月後に造影剤を使ったCT検査をしてから、どうするか決めるとのこと。
退院後は感染を防ぐために毎日熱を測ること、血圧が上がらないように注意すること、そして水がたまっていないか確認するために体重を毎日測ること、といった注意点を守るようにと言われた。
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