入院40日目 腹部動脈瘤はコイル塞栓術で処置するかも

朝、4時15分に目覚めてしまい、あとは6時の起床時間までウツラウツラしていた。でも、トータルでは7時間程度は寝ているか。

利尿剤の効果で、体重がまた1.1kg減っていた。あと1kgで術前の体重に戻る。

朝6時45分、執刀してくれたT先生が様子を見に来たついでに、おこなった手術について説明してくれた。

それによると心臓から出ている血管から弓部という部分の途中まで人工血管にかえる手術をおこなった。全部かえなかったのは、そこまでかえるとさらに大きな手術になったのと、まだコブになっていなかったからだとか。

素人としては、また大きくなる可能性のある部分は、全部かえてくれたほうがいいのに、なんて思ってしまうけど、手術が大きくなるのも嫌だしなぁ、と勝手な考えが頭をめぐる。

「あとは残っている下行動脈の手術をいつ、どのようにするか、それをこれから考えましょう」
と先生は言った。

8時20分にはN先生がやってきて、今日の血液検査結果により、午後の利尿剤をやめるかどうか考えると言った。

9時50分、外科の回診。傷を見て、あと数日で抜糸しましょうとのこと。

11時20分、今度は主治医のY先生。

「腹部動脈瘤についてですが、4、5日後にカテーテル検査をして、コブに栄養を送っている部位を突き止め、そのままコイル塞栓術で治してしまおうと考えているんです。時間も1時間ぐらいですみますし、体の負担も少ないですから。それから時間を置いて下行動脈の手術をやりましょう」

腹部動脈瘤についても切るしかないと思っていたので、カテーテルで治せるならいいな。コイル塞栓術って脳動脈瘤でやっているのをよく見るけど、腹部動脈瘤にも適応できるんだ。知らなかった。

こういう話を聞いて、この際、早い時期に全部治して、将来不安なく生活し、働くことができるようになればいいなと思い始めた。

まだ下行大動脈の大きな手術が残っているから心は不安が行き来しているけれど、今日はなんとなく開き直っている。

さて、今日は造影剤を使わないCT検査やレントゲンがあったのだが、初めて看護師の付き添いなくひとりで検査室まで行って帰ってきた。

リハビリも400mを達成。といっても、看護師に見てもらわなかったので公認記録にならず、まだ1Fの売店に自由に行くことはできない。

また声が出ないのは相変わらず。咳もでる。

<<<入院39日目 初テレビに初シャワー
>>>入院41日目 初めての自転車こぎは5分で中止!

コメント

#userlocal kokokara #userlocal kokomade