入院37日目 母帰る

昨日よりは少しマシ。トイレに行っても、ひどい息切れはしない。

よく見ると、左手のむくみも少し取れてきたように思える。医師によると不整脈の回数も当初よりは減ってきたようだ。

ただ、手術してからずっと出ている咳は相変わらず止まらず、苦しさが続く。声がかすれて出ないのも困る。

それでも母を昨日よりマシな状態で送り出せそうで少しだけ安心した。

その母はお昼ごろ帰っていった。

「ご飯をしっかり食べてね、気をつけてね、無理したらダメだよ」

そう言って手を振る。

「ありがとう、心配かけたね。家でゆっくり休んでね」

と送り出す。元気に見せているが、そうとう疲れているんだと思う。

母がいる間、ずっと世話をしてくれ、今日も東京駅まで連れていってくれる友人にも感謝。彼女の顔にも疲労の色がにじみ出ている。

みんなに世話になって申し訳なく思う。今は感謝するしかない。

午後、胸水を吸い上げている機械のパックが3本目になった。胸水が減らないので、なかなか機械もはずせない。いったい、いつ終わるんだろう。

そう思っていたら、さらに胸水を体から追い出すために、利尿剤が追加された。うー、トイレの回数が激増しそうだ。

夕方、朝見落としていた新聞記事を拾い読みしていたら、山口冨士夫の訃報が載っていた。8月14日にアメリカ人のケンカを止めに入ったところを突き飛ばされ、脳挫傷を起こしてしまったとか。64歳。驚いた。

<<<入院36日目 夜中に覚醒し体調逆戻り
>>>入院38日目 体からすべての機械が外れる

コメント

#userlocal kokokara #userlocal kokomade