目覚めると、昨日のフワフワ感は消えていた。朝8時、Y先生が来て腕の確認。検査の順番はいまだ調整中とのこと。
と思ったら、30分後に突然この日の一番になったとの知らせ。少々焦りつつ準備をして、車イスでカテ室へ。
部屋に入ると、なんとY先生が術衣姿で待っていてくれた。
「今日は私がやりますから」
手術室や大きな検査室では、やっぱり知った顔がいると安心する。カテーテル検査はY先生の手によっておこなわれ、約40分で終了。
結局、左内胸動脈は閉じたままだった。一昨日は小さな流れが認められたものの、この日は完全に閉じていた。うーん、やっぱりダメか。
さて、カテーテルの時間が短かったこともあり、病室に戻っても調子はよかったのだが、1時間ほどして様子が一変。カテを通した腕が急に痛くなってきたのだ。それがだんだん強くなっていく。
なんと表現してよいものか。痛だるさのそうとうきついやつ。それが今までに経験したことのないようなもので、しまいには、うんうんうなりはじめ、しゃべることもできなくなってしまった。
看護師がやってきて、いろいろ対処してくれるものの、どれも効果がなく、結局先生を呼ぶことに。
Y先生がやってきて、止血のために左腕にしていた圧迫を少しゆるめてくれた。そして腕をもんでくれる。
すると、あんなに痛くて身悶えていたのに、たった10秒ほどで痛みがすーっと消えていくではないか。付き添いの二人もケロッとしているmojoを見て、「あんなに痛がっていたのはなんだったんだよぉ」と、拍子抜けしたような顔。
mojoの場合、バイパスのために腕の動脈を1本使っていてないため、圧迫が想定よりも強くなってしまったらしい。それにしても、こういう種類の痛みははじめてだったなぁ。
やがてすべての圧迫がはずれ、点滴も2時半には終了。そこで改めてカテーテル検査と今後の方針についての説明があった。
やはりこのまま入院して手術をするのが一番いい選択だろうとのこと。すでに半分あきらめていたけれど、本入院になってしまったかと少し落ち込む。
ちなみに手術までは、おそらく間があるので退院はできないが、外泊・外出は考えてくれるという。それでなんとか、あちこちに連絡をとって、いろいろ対処をしなければ。
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