年老いたギターをリペアした

なんだか音が違うのだ先月、スタジオに久しぶりで古いギターを持ち込んで音を出したところ、どうも頭の中のイメージとは違う音がアンプから聞こえ、戸惑ってしまった。

全体的に線の細いサウンドになっている。自分なりにアンプやエフェクターのつまみをいじって調整してはみるものの、あまり芳しくない。

おまけに、どことなく弾き難くなっていたので、家に戻って調整してみることにした。

ドライバーを持ってきて弦高やピックアップなど、自分でいじってみるのだが、やればやるほど思っていた音やタッチとは違うものになっていく。

うーん、どうしようかな……と思っていたところ、

「一度、きちんとリペアに出してみなよ」

とバンド仲間にも促され、重い腰を上げてリペアショップを探すことにした。

最初はお茶の水の楽器街あたりに行こうかなと思っていたんだけど、試しに近所にないかと検索してみたところ、なんと口コミの評判がよさそうなリペアショップを発見。しかも、歩いていける距離だ。

そのリペアショップは、たったひとりで経営しているところで、電話をするといつでもどうぞという。そこですぐにギターを担いでいくと、ケースから出したギターを見て「うわー、これ僕も好きですよ」と言ってくれた。

このギターを手に入れたのは1979年か1980年。おそらくこのどちらかだと思うんだけど、深夜のアルバイトをして買ったのを覚えている。グレコのEG600というギターで当時6万円のものだった。

最近は若い人もみんなけっこういいギターを持っていて、こんな安物には目もくれないのかも知れないけれど、mojoにとっては思い出の詰まったギターだ。

別物のような弾きやすさ

さて、サーキット、ネック、弦高、ピックアップ、コントローラーのガリ音など、一通り見てもらったギターは、自分でいじっていたのとはまるっきり別物になって帰ってきた。

特に3弦がひっかかって、弾き難くなっていたものが調整してもらったことで、指のひっかかりを感じることなく弾けるようになったのがうれしい。

もちろん、音も昔のイメージに近い感じに戻ってきた。話を聞くと一部、コードが切れかかったり、むき出しになった線が接触しているところもあったのだとか。それじゃあ、まともな音が出るはずはないよなと思った。

それにしても若い頃に買ったギターがこれだけ年代物になってきたということは、自分もそれだけ年取ったんだなとも思うけど、今でもまだギターを弾ける状況にあることがうれしい。

20代か30代のはじめ仲間たちと、

「60歳になってもライブに出てギターを弾いて歌っていたいよなぁ」

と、よく言っていたけど、あと10年頑張ればその目標は達成できそうだ。7年前の元旦、ぶっ倒れてしまったとき、そのままあちら側にいってしまわないでよかったと、つくづく思う。

数日後、またスタジオに入るので、普段よりもちょっと大きめの音で鳴らしてみようかな。フルボリュームが大好きなギターだから。

(もっとも問題は、とった歳に比例してギターの腕があがらないことである)

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