神保町の出版社で働きはじめたことは先日書いた。そこでmojoにたちはだかったのが、Windowsの壁。
なんというか、本当にはじめてなのだ。まともにいじるのが。知人の事務所で何度か触らせてもらったことはある。でも、本当にそれだけで、何もかも初体験。
それにしても時代なんだなあと思う。その昔は出版社といえばMacが当たり前だった。それが、デザインチーム以外はみんなWindowsを使う時代が来るなんて。
でも、近ごろはIBMだってMacを導入するぐらいなんだから、この先またMacに変更されることだってあり得る。
なんてことを夢見ているが、現実は目の前にWindows7 Professionalの起動画面がある。
さて、どうしたものか……とはじめは半ばおびえていた。ところが、思いの外なんとかなっている。というのも、mojoが見たことのあるWindowsよりも、ずっとMac寄りになっていたからである。
わからないことはファインダーで検索もできるし、下にあるなんとかバーにエイリアスみたいなものを登録すれば、そこからアプリを起こすこともできる。
さらに、おもに使うのはWordにExcel、Photoshop、たまにIllustrator、あとはメールやChromeでのブラウジングだけなので、これさえできれば生きていける。
まあ、ファインダーのウインドウが超ダサいとか、保存やコピペの様式に小さな違和感があるとか、文句はいろいろあるのだが、Windowsど素人でも、ほぼノー勉強で最低限のアプリを操作することができるという事実にホッとした。
もっともmojoに支給されたマシンの調子が激悪で何度も固まり、結局マザーボード入れ替えになったってのはご愛嬌。最初は自分の操作ミスのせいで固まるのかと思った。
そんなわけで操作の不安は、だいぶ解消されたのだが、困ったのはWindowsのショートカットだ。ショートカットっていうよりキー配列なのかな。
Macでいうcommandキーが、WindowsのCtrlキーにあたるらしい。Ctrl+Sで保存するだとか、Ctrl+Vでペーストするだとか、そんな配列になっている。
これ、すごく無理がないか? だってmojoに支給されたキーボードのCtrlキーがある位置は最下段の一番左だもの。
左手でCtrl+S(保存)などの操作をしようとすると、左手の小指+人差し指なんて昔のツイスターゲームを指でやっているような状態になる。そんな操作を一日中繰り返していたら左手が引きつるっつーの。
なんとかキー配列を入れ替えることができないかなと考えているが、自分でアプリを入れるのはダメだと言われているので、ちまたにあるキー配列変更のアプリは使えない。
ちまたのアプリといえば、どうせWindowsをいじるのなら、秀丸エディタ(合ってる?)など、ずっと気になっていた、耳に聞こえたWindowsアプリを使ってみたかったのだが、規則の壁にはばまれて、会社のパソコンではかなわないみたいだ。
横道にそれたが、そんなわけで小指をひきつらせながら、なんとかWindowsを使っているが、CtrlキーがAltキーになったらうれしいなぁ、と夢想する毎日である。
マズイのは、先日家のMacで文章を書いていたところ、コピペするのについMacBook Proのfnキーに左手の小指を伸ばしていたこと。
Windowsに侵食されている……。
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