このまま逃げ切れるかなと思っていけど、第7波でとうとう捕まった。重症化はしなかったけど、それなりにいろいろあったので、記しておこう。
兆候
今思えば、発熱する4、5日前から体がだるくて、同居人Aにもしきりと「なんだかだるいし、眠いんだよー」と訴えていた。
ただ、そんなことは普段でもあるし、気圧の変化による影響と似た感じだったので、まさかコロナとは思わなかった。
それが先々週の月曜日だったか、仕事の帰りに電車に乗ったとき「あれっ、やけに冷房が効いてるなぁ」と感じた。これがはじまりだった。
駅に着いてスーパーマーケットに寄った。ところが、ここでも寒いし、体のだるさも増してきた。そういえば喉の奥もチリチリと痛い。
ここへ来て「ひょっとしたらコロナかも?」と思い始めた。周囲でも急速に感染者が増えていたので、警戒はしていたのだ。
家に着くなり、まずは体温を測る。すると、37.2℃あった。まずいな。体もなんとなく火照ってきた。
1時間後、体温計は38.2℃。さらに1時間後38.6℃。結局、これが今回のコロナの最高体温となった。
寒気もするし、頬もボンボンと燃えるように火照っている。体も起こしているのが辛いので、ベッドに横になった。
同居人Aにメールを送る。「体温が38℃を超えちゃった。やばいな、コロナかな?」
同居人Aが帰ってきて、食欲はなかったが、ソーメンを作ってもらい食べた。なかなか喉を通らないが、病気のときは食事をするかしないかで回復力が違うことをさんざん学んできたので、無理矢理一人前のソーメンだけを流し込む。
そして再び横になり、朝まで何度か起きては体温を測る。朝方にはなんとか37℃台に下がり、食卓につく。
発症2日目 電話、電話、電話
いつもはヨーグルトに果物、パン2枚を食べるが、この日は1枚食べるのが精一杯だった。そして仕事方面への連絡。熱があること、おそらくコロナに感染したであろうことを伝える。
それとともにPCR検査をしてくれる病院を探し始めた。まずかかりつけ医にかけると、そこでは検査はできないと言われ、在宅医療支援センターというところを紹介される。
さっそく電話を入れると、何度目かでつながり、近所で検査を受けられる病院を3軒紹介してくれた。教えてくれた病院に電話をかける。しかし、案の定つながらない。3軒の電話を順番にリダイヤルする。つながらない。30分経っってもつながらず、2時間ぐらいかけ続けたところでやっと1軒につながったが、もう患者がいっぱいで受けられないという。
続けて電話をかけるが、結局3軒とも断られてしまった。これは参ったぞ、と思いながら再び在宅医療支援センターに電話する。「全部断られてしまったのですが」というと、改めて違う病院を3軒紹介してくれた。どうも、そういうシステムみたいだ。
ところがその3軒にも断られ、さらに3軒紹介してもらったものの、その日は病院がどこも閉まってタイムアップ。翌日また挑むことになった。
テレビのニュースでも盛んに発熱外来が混んでいると聞いていたが、さすがにこれほどまでとは思っていなかった。とにかく検査をしてもらわないことには、自分がコロナ感染者かどうかもわからない。
この日は同居人Aに買い物に行ってもらい、夕飯を食べ、1日ぶりで風呂に入って床についた。熱は朝と夜に37℃台が出たが、そのほかは36℃台で落ち着いていた。食欲も少しずつ戻ってきた。ただ、熱の代わりに咳が少し出てきたのが気になる。ひどくはないが、ケヘンケヘンと断続的に出る。
発症3日目 夕方になってPCR検査を受ける
発熱から3日目。この日はまた在宅医療支援センターで病院を紹介してもらったが、昨日と同じくなかなかつながらず、東京都の発熱相談センターにも電話をかけて病院を紹介してもらおうとしたが、出てきたのはあきらかに医療を知らないアルバイトの女性。しかも東京の人ではないようで、豊島区を「とよしまく」と読んでいた。受け答えもぎこちなく、最後は注意事項を棒読み。使い物にならないなと思った。
さらに区の保健所の相談窓口にも電話。やはり3軒の病院を紹介してもらい、午前8時ごろから電話攻勢。しかしお昼になってもつながらないか断られ続け、心が折れそうになる。mojoの場合は軽症っぽいのでまだいいが、熱が続いたり咳がひどい人はつらいと思う。こんなmojoでも昼過ぎには咳のせいで声が枯れてきたぐらいだから、軽症といってもバカにできない。
午後1時過ぎ、電話にも疲れてあきらめそうになっていたが、それでも「あと1度だけ」と思いダイヤルしたところ、保健所の人から「ここは受け入れ枠が大きいです」と言われていた病院につながり、午前の部はいっぱいになったけど夕方なら受け入れられると返事をもらい、ついに予約することができた。
夕方5時、同居人Aと病院に向かうと、病院の外にはあふれかえる人。そうとう具合の悪そうな人もいて、みんな検査を受けにきたんだなと思う。病院の人らしき人に声をかけると、問診票を書くように言われ、それも外の道路で書いた。とにかく人だらけなのだ。
待ち続けて1時間ほど。検査に呼ばれた。6人ずつ小部屋に呼ばれて検査したのだが、こんな小さい部屋に陽性かもしれない人が一緒に検査して大丈夫なのかなと思った。また検査体制も検体を間違えそうなやり方で、この病院に少し疑問を抱く。
30分ほど検査の結果が出るまで外で待っていてくれと言われ、再び病院の外へ。しかしなかなか結果が出ず、結局1時間半待って診察室に呼ばれた。ここでも前の人の診察をしているのに次の人を中に入れ待たせるなど、やり方に違和感。陽性か陰性かという診断など他人に聞かれてもかまわないが、それでもプライベートなことだし、いくら混んでいるからといって、こういうやり方は感心しない。
そして自分の診察。ところが、1時間半も待ったのでここでPCRの結果が出るのかと思ったら、今は抗原検査の結果だけでPCRの結果は翌日なのだという。しかも、その診断結果にビックリ。なんと無症状の同居人Aの方が陽性で、mojoは陰性だったのだ。高性能の抗原検査なので、これで陽性ならPCRも100%陽性なのだという。
しかし、発熱もして咳も出ているmojoが陰性とは驚きだ。
さらに驚いたことに、この医師は問診票を見ていないということが判明l。mojoが「陰性ということはあの熱はなんだったんですかねえ?」と聞くと、「えっ、熱が出たの?」と聞き返す医師。基礎疾患のことも聞かないし、咳の有無も聞かない。本当に検査だけをしている病院なのだとがっかりした。
結局、解熱剤を処方され帰宅。ひどい病院だったけど、それでも検査ができただけでも一歩進んだと自分を慰めた。
発症4日目 やはり陽性
翌日、なかなか結果が来なかったが、夕方になって先に同居人Aのところに検査の結果陽性が出たという連絡が来た。厚生労働省からも陽性登録のリンクが貼られたメールが届き、さっそく登録する。スマホのアプリCOCOAにも登録すると、mojoのところにもきちんと接触記録が届いた。
それから30分ほどしてmojoのところにも連絡が来た。陽性。症状が出ていたので、この結果になんだか安心したような変な気持ち。mojoも陽性者登録や仕事関係の連絡など、粛々と進める。
厚生労働省のサイトを見ると、発熱を起点として10日間は人と接触しないで過ごし、そのあとは仕事などしても大丈夫だと書いてあった。
今、その10日間が過ぎ、働き始めたところ。mojoにとってのコロナ感染は、症状の大変さよりも病院探しの苦労が印象に残るものとなった。そういえば、コロナに感染した週の土曜日に4回目のワクチンを接種する予定だったのに、キャンセルすることになったのだが、4回目はいつごろ打てばいいのだろう。今度聞いてみよう。
コメント
私の周りでも、子供がコロナになって、とか、私がかかった!などと、色々話を聞くようになりました。
田舎だとそうでもないと思いますが、やはりそちらは、検査だけでも色々と大変なんですね…
お身体気をつけてお過ごしくださいね。