まずは胃の組織検査の診断結果から
前回の記事の続編。イメージよりもずっとラクな人生はじめての胃カメラを経験し、所見ではおそらく問題ないだろうという診察を受けたのだが、胃の出口あたりに多少気になる盛り上がりがあり、念のためそこの組織を採取して詳細な検査に出したというのが、前回のあらまし。
今回はその組織検査の結果を聞きに行ってきた。午後2時に診察の予約をし、20分ほど待ったところで診察室に呼ばれた。
先生によると、胃の組織を検査に回したが、大きな問題はなかったという。出口部分の盛り上がりは粘膜の炎症によるもので、心配するようなものはない。
また、胃の状態はそう悪いものではなく、そこそこキレイに保たれていて、すぐになにか悪いものができるということはないとだろう、とのこと。当面、経過観察ということで問題ないだろうが、気になる症状があるようなら、すぐに来てほしい。
そして1年後にまた胃カメラを受けに来るようにと言われた。正直なところ、秋頃からの胃もたれ、膨満感の症状には、かなりまずいんじゃないかなとビビっていたが、なんとか安心できる答えをもらってホッと一息。
それらの症状も一時よりはだいぶ収まってはいたが、まだ続いていたので先生に相談すると、六君子湯(りっくんしとう)という漢方薬を処方してくれた。これでしばらく様子を見てみる。
ピロリ菌はどうなった?
もうひとつ懸念だったピロリ菌についても結果が出ていた。簡単に言うとピロリ菌はいなかった。
ただし、以前いたような形跡あるのだと、先生は言う。
「長期間、抗生剤を飲んでたことがありますか?」
と質問され、いや、そんなに長期間飲んだことはないですけどね、と答えながら、あっと思った。
「ひょっとして手術の後に点滴でそこそこの期間抗生剤を体に入れていますが、それですか?」
口からは入れていないけど、点滴では体に入っている。しかも手術は4度もやっているから、十分に抗生剤が使われている。
「ピロリ菌はいたけれども、そのときに全滅したのかもしれません」
と先生。そうか、そういうこともあるのか。いずれにせよ、現在はいないからピロリ菌に関しては現状なにもしなくてもいいでしょう、と先生。
あの手術がこんなところで影響を与えていたとは、風が吹けばなんとやら、みたいな話だなと心の中でちょっと笑ってしまった。
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