さよなら父ちゃん27 一瞬意識が飛ぶ

午前1時前と2時ごろ排尿を済ませ、いつも通りの夜かと思いきや、3時半に嘔吐。しかし、その後持ち直して楽しくおしゃべり……してたかと思うと再び戻す。なかなか体調が安定しない。

午前4時半には起きてオシッコをしようとしたのだが、身を起こしているのがつらいようで、中止した。しかし、その後6時半と9時半に無事排尿。

午前11時医師が往診にやってきて、タンの吸引機を置いて行った。これは数日前からノドがゴロゴロ鳴っていることを相談したところ、「もし使うことになったら請求するするから、用心のために置いておきましょう」と医師の好意で置いて行ってくれたもの。この医師は本当に患者だけでなく家族のことを考えてくれていると感じる。

12時過ぎ、訪問看護がやってきて点滴の交換をしたあと、なんと洗髪をしてくれることになった。

洗髪とは大変だなと思っていたら、父ちゃんはベッドに寝たままでいいという。

どうするのかというと、オムツを使うのだ。2枚のオムツを開いた状態にして父ちゃんの頭の下に置き、ペットボトルのフタに穴をあけた簡易シャワーを利用して見事に髪の毛を洗ってしまった。しかもベッドはまったく濡れてない。

それを見て日本の紙オムツがいかに優秀であるかを思い知った次第。中国人による買い占めが起きるのも無理はない。

午後1時半、便をしたいと訴えたのでポータブルトイレに座らせるが、出たのはオシッコのみ。それでも本日一番量が出た感じ。

その後の水を飲んだ父ちゃん。「千金の値がする」と言った。

夕方、二度ほどオシッコをしようとするが、朝方と同じように体を起こしているのがつらく中止。しかし、その後は順調に3度ほど排尿し、時刻は夜10時。

またもやオシッコをしたいというので父ちゃんの体を支えながらポータブルトイレに移動させたところで異変。

目があらぬ方向を一点凝視し、呼びかけにも応えず一瞬意識が飛ぶ。あわててベッドへ移動させ寝かせる。

耳元で必死に呼びかけつつ、訪問看護師の緊急連絡先に電話して指示を仰ぐ。どうやらベッドからポータブルトイレへ移動した際、血圧が急降下したのが原因のようだ。

動脈のふれ具合や足の裏の確認(血液の循環が悪くなると色が悪くなったりするらしい)を指示されたので見てみるとどちらも大丈夫。

そのうち呼びかけに返事をするようになり、なんとかこちらに戻ってきた。

しかし尿意はあるらしく午後11時過ぎ、オシッコをしたいと言う。先ほどの意識喪失が脳裏に焼きついているため、ポータブルトイレに移すのは怖い。しかし尿器を使ってベッド上でやろうとするがうまくいかない。

トイレに座らせるのは怖いし、尿が出なければ体調に影響が出るし、困った。

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