さよなら父ちゃん14 訪問医療の開始

退院翌日、今日から訪問医療が始まった。

先生と看護師は別々に来る。というのも病院と訪問看護の会社が別々だから。

そんなことも知らなかった。もちろん、同じ病院から医師と看護師が派遣されて来ることもあるのだろうが、僕らが頼んだところは違った。

昨日退院前に点滴を外して以来、水分も栄養もとれていないので、さっそく皮下点滴開始が開始された。1日1リットルぐらいを目指すとのこと。

やってきた訪問看護師が介護ベッドが用意されていないことに驚いていた。やはりケアマネージャーの怠慢ののようで、普通なら退院前に用意されていてしかるべきだと言う。

入退院時だけでなく、結局一度も病院に顔を出さなかったことも普通では考えられないことなのだとか。こちらも介護に関してあまりにも素人でわからないことだらけだ。

退院前に用意できたのは介護用トイレぐらいで、これは昔風に言うならオマルなんだけど、家具調というか、普段はイスの姿をしている。使う時は座面を上げると、洋式トイレに早変わりする。なかなか良くできていて、看護する時のイスに使ったりしていた。

もちろん、風呂のイスと同様、肌に触れるものなのでレンタルはなく買い取り(それでも介護保険適用で1割)のみ。

このイスは初日から大活躍で、この日も父ちゃんがウンチをした。医師によると食べていなくても多少はウンチが作られるらしい。

父ちゃんの場合は前立腺ガンのせいか、排尿の回数が極端に多く、もはやこのイスがなければやっていけない。

しかも昼間よりも夜多くなる傾向にあり、退院初日の昨晩、あまりの回数にパートナーがほとんど睡眠をとることができなかったため、今日から僕も泊まり込むことにした。

夕食は2人でうどんを食べる。父ちゃんはナシを二口。

こうして僕らの自宅介護がスタートした。

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