さよなら父ちゃん13 最後の退院

お昼前に病院に到着。父ちゃんの状態はたいして変わっていないが、退院とあって「よかった、よかった」と繰り返している。

迎えが到着する前に一階に降りて入院費の支払い。自殺未遂者との同室騒ぎがあった影響で個室にしたので 2週間で25万円近くもかかってしまった。

2時頃、医療介護タクシーが迎えにきたので、雨の降る中、それに乗って3人で帰宅。

このタクシーは病院に置いてあったパンフレットで見つけたもの。救急車のようにストレッチャーに患者を乗せたまま移動できる。

今の父ちゃんでは車椅子で移動するのは無理だと判断して頼んだのだ。しかし、それなりにお金がかかり、1万円以上の出費となった。

それでも家に戻った父ちゃんはうれしそう。ベッドに寝てキョロキョロしながら「ここは自分の家だよね」と何度も確かめる。「そうだよ」と答えると、安心したように目を閉じる。

帰って来たら来たで、いろいろ大変だ。なにせ今日からは自宅での介護が始まるのだ。

必要になりそうな尿器や液体をゼリー状にする粉剤、脱水状態にならないようOS1ゼリー&ドリンクなどを薬局に行って買い求める。

買い物をしながら、2週間の病院通いでなんとなくこんな生活にも慣れてきたような気がしていた。

でも、この時のmojoたちには、まだ介護のなんたるかがわかっていなかった。本当に大変なのは、これからだったのだ。

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