お昼前、病院に着いてみると、思ったよりも元気そう。それが証拠に今日は父ちゃんがけっこうしゃべる。
「100歳までボケないように頑張るよ」と言ったり、「昔のことが走馬灯みたいにに思い出されるよ。Mちゃん(娘)の生まれた頃のこととか……」と言ったり。
なんだか今日はずっとしゃべり続けている。
しかし食欲は相変わらずなし。夕食までいたが、ゼリーやメロンを1かけ口に入れただけで、もう要らないと言う。
仕方がないので、帰り支度をしていたら、突然父ちゃんが食べたものを戻しはじめた。
あわてて洗面器を当てる。実際はほとんど食べてもいないので吐くものもない。ただ、苦しそうにしている。
看ている僕らも、食べて戻して苦しむくらいなら、食べなくてもいいと思ってしまう。
おさまるまで待って夜8時過ぎ、家に帰る。
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